| 15異次元 |
それからの俺は平日はなんとかフィリピンパブ行きを我慢し 金曜日と土曜日はラストまでお店に居る様になった。
クリスティーナが遠慮してくれドリンクをあまり頼まなかった事や 今考えればこのお店の料金が安かった事で 週に2回通っても貯金を崩す事はなく なんとか給料の範囲内でこなす事が出来た。
スタッフにも顔を覚えられ色々と話をする様になったし クリスティーナに指名が入る事もあり その時には他のフィリピーナとも話をした。
フィリピーナ達は明るく しかし実際は狭いアパートで共同生活をしてる事や 家族の為に必死に日本で頑張ってる事が信じられなかった。
そして色んなフィリピーナ達と話していく中で
アコ(私)・イカウ(あなた)・シャー(彼・彼女)
など呼び方や その他のフィリピンの言葉も教えてもらい 段々と覚えていった。
そしてこの言葉がタガログ語と言う言語なのだと言う事も知った。
フィリピーナ達は悪戯好きで
「ね〜 カントゥータンターヨ
ってクリスティーナが戻ってきたら言ってね
それは凄く言われたら嬉しい言葉よ」
などと言われそれを信じ真面目な顔で
「ね クリスティーナ
カントゥータンターヨ」
と言うと彼女は顔を真っ赤にしながら
「誰が教えた???」
と大きな声を出す。
その様子を見て先程俺にレクチャーしたフィリピーナは 大笑い。
この言葉の意味は
「Hしようよ」
と言う意味でそれを教えて貰った後俺まで顔が赤くなった。
クリスティーナと話してる時は勿論 こんな悪戯好きで明るいフィリピーナ達と話すのも楽しかったし このお店のスタッフなども含めた店全体が 普段俺が生活してる世界とは
「異次元」
と言った感じでとても楽しい時間だった。
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