| 18カイミングアウト |
ジェニファーが俺達に気を使い席を離れ 知り合いのフィリピン人と話を始め クリスティーナは覚悟を決めた様に話しだした。
「私たいしに24歳って言ったでしょ?
お店のオーナーは私24歳に見えるから
そう言いなさいって言ってる。」
確かにクリスティーナは背が小さく童顔なので 24と言われた時にも 俺はもっと年下だと思ってた。
「でもほんとは私28歳
たいしより上ね もうおばさん
ごめんね 嘘言ってて
やっぱりたいしにはほんとの事言いたいだから
たいしはほんとにいい人 だから私もたいしにはいい人になりたい」
と彼女は言った。
「へ〜〜〜 そんなんだ
じゃクリスティーナはアテ(お姉さん)か」
わざとおどけてそう言った。
おどける事で
「俺はそんな事気にしてないよ」
と思ってほしかったし 正直クリスティーナの歳なんて俺には関係なかった。
「それは別に悪い事じゃないでしょ
お店のオーナーがそう言えって言うんだから
それをちゃんと言うのも仕事でしょ?
でも今ほんとの事を言ってくれたのがほんとにうれしいよ」
と言った。
クリスティーナは
「ありがとう」
と言い
「後もう一つ これで私のシークレット(内緒)は何もない
でもちょっとこれ言うのは怖いね」
と。
「なんだろう」
俺は不安だった。
彼女はしばらく下を向き何かを考えながら また覚悟を決めた様な顔をし
「あのね 私若い時にフィリピン人の恋人いた
それでその時に凄い愛してて子供出来た
でもその後恋人は逃げちゃった
だから私子供が居ます」
と言い下を向いた。
正直俺のこの時の気持ちは
「あ〜 なんだ 良かった」
であった。
何故なら旦那が居るとか好きな人が居るとか彼氏が居るとか そういう懺悔が怖くてそれだけが心配だったのだ。
彼女を愛していたから。
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